夢を描きたいのだけど お金がないこの僕なんて この心を埋め尽くすのは バイトで稼いだ八万円 夢を叶えるには足りなくて考える 分かんないよ いつもより 今日は少し 長めの旅に出てみよう 稼いだお金を全部 無駄にしてしまおう 追い風を身に受けて 追い風を目に受けて 行こう、忘れて 真っ青な夏の空が 僕の心染征く隙間 人間なんてくすんで見えてしまう 僕に雫 こんなにも冷たい雨 こんなにも冷たい風が 僕の体を蝕んでいく いつもの綺麗な景色を 壊していく雨水たちが 遮っている、笑っている 一つだけ声を出して 吹き込めたその花を 何度も、何度も 流れていく時の中を 分からない、考えても 稼ぎ方、分からないよ 風を切る今日の僕 夢を壊してしまえと願う 明日が来ることなど 分かりきって今日は終わり 愛も、恋も慣れてしまえば ただの塵だ いつまでも今日、 夢を見てるそれが愛というものだ 僕は夢叶わずに 僕は言葉を吐いて捨てる 流れて止まる雲は 今日を急かさずに居てくれる 夢を叶えたいなら 心に空いた雫