秋霖のジレンマ

歌詞

未だに降りしきる雨は 硝子戸の向こうの騒ぎ 肘をつく僕はグラスを薄めていく 「お味はどうですか？」 予想道り。つまらない。 「もうお帰りですか。 明日はきっと」って笑う つま先の勘に頼って 夕立で寝ぐせ直し 繰り返す夜へ命を伸ばしていく 「今日はどうですか？」 いつも通り。味気ない。 水が頬を伝う 「雨宿りを抜け出すには？」 未来を掻き鳴らせ。 染め上がれ曇天よ 群青の合図が呻る。 弱さを愛せ 曖昧な感情の返答じゃ 夜が染み込む （さあ今宵も空を纏って） 本能が尽き切るまで （さあ今宵も空を纏って） ありのまま Not too bad a bluff one's way ひらひら揺られて きらきら光った このまま灰色に沈んでしまおうか 涙も光も要らない。知らない。 悲劇も喜劇も硝子の外側で 「誰かがいつかは…」 今日も今日を迎える さあ夜風を巻き起こせ。 退屈は消えてやがて涙を纏う 紅茶飲み干して謳うんだ 「そうやって、そうやって、 あなたの方へ。」 ひらひら揺られて きらきら光って ひらひら揺られて 舞い上がるまで きらきら光って 今に見てろよ。 Rain days 誘われた群青が　幻想が 僕の追う夢だ。 （さあ今宵も空を纏って） 本能が尽き切るまで （さあ今宵も空を纏って） 煩悩も乾ききるまで （さあ描いた未来に沿って） （さあ今宵も空を纏って） ありのまま Not too bad a bluff one's way Break the glass in front of me