でも私はきっと背景さ 差し支えない今日を暮らすんだ 繰り返してくメロディ 窓際 酸化した罵声は 濡れたノートと少女に刺さった 訊ねる勇気も権利さえもないのに 澄んだ命は一つだけ。 間違ってないと思って間違っていく 沛然とした驟雨が 六月は続くだろう。 きっと 触れてしまえば すぐ枯れるんだ 夕陽に沿って咲いたアリア 精一杯の命を祟って 繰り返すエレジー ああ人生ぐちゃぐちゃになって 泣いてる君を何度想えど 精一杯に目を瞑って 立ち尽くすばかり はしゃいでいる午後の曇天に 一滴垂らした群青が 灰を纏って飲み込んだ それを眺めてる I might be wrong But it looks like that When things are Big that should be small 私の世界の作り方 なんて700wで3分間 一人に命は一つだけ 晒し合って泣いたって洗いだしてく 群青がアスファルトに揺られていた 触れなくたって いつか枯れるんだ 皮肉みたいに千切れたミサンガ 精一杯の命を浚えと 君を待つエレジー 太陽なんて当たんないとこで 流す涙の本当のとこ 天気予報は「晴天です」と 繰り返すばかり 雨の音が和音ならば 泣き声は旋律になれるかな 照り返す空 錆びた赤 透き通る季節に一つのアリア 二度と鳴らないメロディ 私がただ背景に成り下がってから 時が止まって季節は遥か 精一杯の命の麓で 傷が増えて そっと 触れてしまえよ 枯れないように 夕陽に沿って咲いたアリア 精一杯の命に倣って 繰り返す前に! ああ人生ぐちゃぐちゃになって 泣いてる君に言葉が出ないが 精一杯に目を瞑って 紫陽花の中へ