なつかしい歌がきこえ こころの中にしまいこんだ どんな色も形もない 生まれたままの淡い世界 ゆっくり蘇る 空 ひらいてみる前には どこにもないと思っていた ひとりで見つめていた こころの中の白い世界 あれからどのくらい 待った? しっかりと空を見上げ どこにも飛んで行けるように はっきりと願っている いつでも風に乗れるように 大空をのぼっていく 今にも空に届きそうだ もがいていたところから こんなに遠く離れている あたりはいつの間にか 夜 大空をのぼっていく 色とりどりの 小さな凧 しっかりと繋ぎとめた こころの中の大きな枝 懐かしい歌をうたう どこかへ飛んでしまう前に 懐かしい歌をうたう どこかで糸が切れるように