君は震えた声で 最後の言葉を言った 僕が君から聞く予定のない言葉を どうあがいても君の言葉を 否定することはできずに こんな切ない最後なんて 神様なんか信じないよ 君が笑って僕を呼んでる 僕らの日常は 運命によって導かれてると 思ってた思い上がってた 最後に食べたホワイトシチューは 君みたいに冷めていくのか 僕はただ黙って 立ち尽くすしかなかった なぜか君が静かに泣き始めた 泣きたいのは僕の方だよ 冗談みたいに言うけど 余裕のあるフリするのも もう嫌になって 泣きながら抱き合ってた すべて受け入れる ことはできないけど仕方ない 何も言わず抱き合ってた 君の顔が見えないように 僕の心が悟られないように 君は手を振り笑いかけて ありがとうと言った 君に出逢えて本当に良かったと 僕は何も言えなかった あの日に食べたホワイトシチューを 温めなおして君とまた食べたい