聖なる羽根が 軋む音がした 君の囁きが 光を染めてゆく 「愛してる」――その言葉が 楽園を 焼き尽くした 瞼に触れる度に 赦しをひとつ捨てて 神の声よりも 甘く危険な君の声に 堕ちていく……心地良く 堕天の接吻(くちづけ) その舌に誓う 禁じられた悦びを 教えて 楽園よりも深い夜へ 今、堕ちるの 堕ちることこそ、愛だから―― 沈む背中に 祝福の雨はなく 羽根は ただ 黒く染まってゆく 「ごめんね」なんて言わないで その優しさこそが 罪だから 偽りの楽園より 君の腕が欲しかった 神が裁くなら 微笑んで受けよう この堕落こそが――祈りだった 堕天の接吻(くちづけ) もう戻れない 痛みすら 甘くて愛しい 終わりの鐘が 鳴り響く夜 抱きしめて 消えてしまいたい
