ばらを いちりん きりとれば きづかぬうちに とげのあと くちびるよせて ゆびをかめば ひとひら ぽとり なぜか あわれむ にじむちのいろ わたしのこころ なめてしまえば くるしみしらず あんたがくれば えがおになる あんたがかえれば かれたばらになる にくしみあいし ふじょうりを だれよりも しっているけれど きれいなことば あつめたなら はなぞのみたいに あでやかになる にじむちのいろ しみこむはなに あざやかすぎて そこだけあかい あんたがくれば うれしがお あんたがかえれば かれたばらになる いのちとかわりに さかせたはな いつかしおれて ちにかえる それでもあんたを まってるの わたしはばらで いさせて にじむちのいろ わたしのこころ なめてしまえば くるしみしらず あんたがくれば えがおになる あんたがかえれば かれたばらになる
