何もないところで転ぶ僕が 坂道を歩けるわけがない 周りの目を気にして生きる僕が 人混みを歩けるわけがない しょうもない人生に終止符も 打てない それでも強がるんだ 「泣いてなんかない」 また思ってもない言葉が出た ただ擦りむいた傷が痛むのではない 溢れだす涙がしょっぱいんじゃない 無傷で綺麗に生きてきたことが 何よりも辛くて悲しいことなのです 暗がりでの日々が長いせいか 太陽の光は得意じゃない 気づけば街も人も匂いさえも 僕の知るソレとは違っていた 何処へだって行ける 眺める星の向こう 今 期待したい また願いたい ただ擦りむいた傷が痛むのではない 溢れだす涙がしょっぱいんじゃない 無傷で綺麗に生きてきたことが 何よりも辛くて悲しい 今目に映るものが世の全てじゃない 触れられるものだけが真実じゃない ずっとずっと 眠ったままの本当の自分は この胸のずっとずっと 奥深くにあるのです 諦めの悪いこの僕が ゆく道を外れるわけがない