石畳の坂道 靴音が響く夜 ガス灯の明かり 影絵を描いて 運河の水面 月光揺らめき 時が止まったような 静寂の中 小樽の街に 耳を澄ませば 過去と未来が 交差する音 坂を上れば 見える景色は 今宵の私を 映す鏡 古い倉庫街 レンガの記憶 閉ざされた窓に 歴史が眠る 坂の見晴らし 港を見下ろせば 漁火が揺れて 星空に溶ける 冷たい潮風が 頬を撫でていく ガラス越しの 灯りに誘われ 刻む足音 明日への歩み この街と共に 変わりゆく私 小樽の街に 耳を澄ませば 過去と未来が 交差する音 坂を上れば 見える景色は 今宵の私を 映す鏡 朝もやの中 汽笛が鳴り響き 目覚める港町 光差し込む この散歩が終わる頃 気づくかもしれない 小樽と歩んだ 新しい私を
