祇園白川の 橋の上 石畳濡らす 春の雨 誰かの足音 追いかけて 振り返る度に 消えてゆく 制服ポケット 濡れてても そのまま歩いた 細い道 京都タワーの 展望台 窓ガラス越しの 私には いつもと違った 表情が 映り込んでる 気がして 二条城前の 石垣に 月が描いてく シルエット 明日に染まる 鴨川で ライトアップの 水面が 揺らめく度に 変わってく 私の横顔 映してた 通り過ぎてく 自転車も コーヒー飲んでる カフェの窓 どこか懐かしい 気持ちと 新しい風が 混ざって 古都が見せてる この顔は 誰かのためじゃ ないのかな 私が選んだ この道を そっと照らして くれてる
