勝竜寺城公園 階段上る サンセット 誰かの足音 聞こえては 振り返るたび 消えてって 城下町だった この場所で 小さな勇気が 芽生えてく 天神の森 抜け道は 今日も誰かの デートコース 私は一人で 帰り道 月が照らしてく このまちを 長岡天満宮 境内の 石畳伝う 靴の音 放課後よりも 遅い時間 光の粒が 浮かんでは ホタルみたいに 消えてゆく 瞬く想いを 追いかけて 駅前広場の 噴水が 最後の光を 放つ頃 明日は誰かと 待ち合わせ できたらいいな なんて思う 西山の影 伸びてゆく 秘密めいたこの 時間には 誰も知らない この街の 魅力が見えて くるんだ
