天王山の 麓から 夜風に乗って 届くのは 昼間とは違う 香りさえ ほんのり漂う 不思議さで 今日も変わらぬ この場所で 少しだけ大人 気分してる 離宮八幡宮 境内を 誰もいない今 通り抜け 宝物殿の ライトだけ 私を見守る センサーみたい 大山崎山荘 美術館前の ベンチでは 静寂と建築 溶け合って 月明かりさえ 特別ね 昼間は見れない この顔を 夜の佇まいが 魅せてる 河川敷まで 歩いてく 三川合流の 水面には 京都と大阪 その間の 私の明日が 映ってる モダンと伝統 交差する 小さな町には 不思議がある 誰かに話したく なるけれど まだ内緒にして おこうかな
