初めて会う人に下の名前で呼ばれて 小さな傷の跡が美しく輝いて この世の全てが味方みたいに歩く 「好きなものが好き」 そう小さく呟く あなたは綺麗な人 今日も植物たちに水をあげて光と 風に当ててあげて 人の言葉にちゃんと 傷ついてそれでも毎日ご飯を食べて 眠る 隣に座った誰もが肩を 借りたくなるよ 目を瞑ると見えるオレンジ色の海 あなたは綺麗な人 何気ない連絡だと思ってたけど 勇気出してしてくれた 電話だったこと いまになってそうだったんだって 思うそんなことばかりだ きっと優しくなり過ぎてしまって 色々難しいんだね 夕方になると考え事ばかりしている あなたは綺麗な人 思い出すまでもなく忘れないよ たとえもう会えなくても 初めて会う人に下の名前で呼ばれて 小さな傷の跡が美しく輝いて 美しく輝いてる