いつか僕らはロボットに越される って笑っちゃうね 時代錯誤のアークに乗って 逃げ出せるかな この止まない雨の中を なんてメランコリック遊覧飛行 揺れる視界 古い古い文明の残滓の底 決まっていたように墜ちていく 13月、邂逅する幽霊都市 生きた亡霊は僕に触れたのだ 「これ誰にも言わないでね」 合図が聞こえて眠る 1,2,3,4 いつか僕らはロボットに越される って笑っちゃうね 笑っちゃうね そして彼女は 長い日記でも繰る様に話し出した 燃えて尽きていくアースと散った、 僕に似た人を 綺麗すぎるオーロラの空を 数百年ぽっちじゃ癒えない病を 新世界に巣食う、 救う運命を投げ出した癌 阿呆船はとうに難破してんだ 幸福が蔓延する病床都市 擦り切れたテープが歌っていた 二の句も継げず立ち竦んでる 僕の手を取り呟く 「もう時間がないんだよ」 嫌 これだって幕間なんだろう わかっているけど 走ったら追いつけそうな 気がしていた 眼前で崩落する終末都市 二人墜ちながら 呆と見蕩れていた 「その時まで忘れてね」 合図が聞こえて眠る 機械仕掛けの星が止まれば この醒めない悪夢もじき終わる 病気で死ねない僕たちは それを指折り数える 3,2,1,0