今日も遅刻のヒーローは なんの役にも立ちやしないな。 間に合わないなら意味がないのだ。 誰も救えやしないのだ。 3分だけで何を救う、 悪役の方が時には正しい。 生活の全てを灰にしても、 無くしたくなかったんだろ。 ねぇ、 忘れたくない苦しみがあるんだ。 世界がいつか終わっても。 そうだ、 消えない唄があると言うなら こんな想いも歌にしよう。 「どんな日々でも感動は 生活の節々に落ちてるのよ。 それに気づけない人間には あなたはならないと思うけど。 もしもいつか壊れそうな時は 壊れる前に壊してしまって。 大丈夫、あなたはとても弱いけど 私のヒーローよ。」 明日、苦しいことも辛かったことも 全部取り除かれるとして 僕はまっさらになった自分のことを 果たして愛してやれるのだろうか。 優しい人など何処にもいないよ。 それぞれの都合でそう見えるだけ。 今日も遅刻のあなたのヒーローも 私からしたら悪い人よ。 優しい人になれるとしたら 私はあなたの中でなりたい。 あなたは弱いけど ずっと私の生活の全てよ。 砕けてしまった想いの裏に隠してた 愛がいつか全部消えるとして、 今日も消えない歌を 探しているんだ。 いつかあなたにそんな唄を。 ねぇ、 忘れたくない苦しみがあるんだ。 世界がいつか終わるとして。 そうだ、 消えない唄を描いているんだ。 優しいあなたにこの唄を。