歌詞
見下ろせぬ月光、 野良犬は地を這った。 月に吠えることもいつからか無くな ってしまった。 遠吠えと残響がいつまでもこだます る。 枯れてしまった君の愛情はいつかま た芽吹くかな。 思っていたよりあの星は遠かった。 思っていたより紛い物が多かったん だ。 髪が伸びて君はまた大人になった。 「綺麗だよ」ってもう言っちゃいけ ないな。 髪を染めた君のこと追えなくなった 。 過ごした日々の思い出が頬を伝った 。 きっと優しさなんて言葉の意味は人 によって形を変えんだ。 カレンダーをめくるだけの日々はう たた寝して見る夢みたいに、 ふわふわと宙に浮いて。 流されて、 またあなたの髪の匂いがする。 髪が伸びて君がまた遠くへ行った。 もう戻れないのに、 縋る日々があなたとの日々だ。 髪を染めたあなたの黒髪は私が好き と言っていた色だったから。 ごめんね、期待してしまっただけ。 流れていく時間の速さは増して、 あの頃よりも私もまた大人になった 。 髪が伸びた君はまた綺麗になった。 さようならも愛してるも同じ意味だ ったよ。 また巡って、季節が過ぎていく。
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