空回りしていく こんなしみったれた日々は 緩急のない生活の中で 少しずつ腐っていく。 嫌いだった人も いなくなってしまえば、 少しくらい寂しくなるもんなんだな 隣人はもう居ない、 だからもう歌わない。 「深夜のコンビニって 言葉ですぐ感傷的になる 馬鹿にはなりたくない。」 感性は死んでない。 閉じこもった部屋は洪水、 この舟はまだ捨てられない。 今でも間に合うだろうか。 僕らの舟はまだ泳いでくれるか。 何度も何度も振り上げた拳の形は 歪んで感覚もないけれど。 「生きてていいのかな。」 馬鹿みたいなふざけた問いの 答えを探してるんだ。 幸せを拒むあなたの笑顔は 今日もやけに嘘くさい。 依然、 変わらぬままで停滞は死と同義と 価値観の違いは越えないままで 少しずつ腐ってた。 シングルカットした気持ちの中に 本音はあったのか? 苦し紛れでも生きることが正解か? 今から君が歩む先に、 どれだけの光と闇があるだろう。 たった一人の自分の 感情すらもわからない、 私の価値なんてあるのかな。 未来を見つめても、 上を向いて歩いても 涙はあの部屋に落ちていくのに。 「葉桜になっちゃった。」 あの悲しそうな顔が今も消えない。 閉ざした瞼の裏映り込む、 影法師のようについてくる。 嫌いだった世界は綺麗だったけど、 太陽を見つめたら 目が焼けそうだった。 今でも間に合うだろうか。 希望の舟は私を置いてった。 何度も何度も叫んだメーデーが 今もこの部屋を埋め尽くしていく。 泣いてていいから、 歩けなくていいから ただただ生きていて欲しかった。 壊れたコンパスが 最後に指し示した方角には きっと何もないのだろうが。 「生きてていいのかな。」 そんな馬鹿げた問いと 君は向き合ってきたんだろうな。 嵐の真ん中、 この部屋の中で 今日も私は唄ってる。 きっと答えなんてどこにもないよ。