錆びついた赤い鉄塔、 夏が過ぎた、少年たちは? 君はというと、 嬉しそうな顔で 花が咲くのを待ってる。 今日が終わったら同じ日常、 コピー機のような人生だ。 白紙の毎日に色を塗れずに、 独りきりだろう?いつまで経っても 「どうかこの願いを あなたが殺してくれないか? 今まで生きてきた思い出も あなたが壊してくれないか。」 時間時間時間が足りなくて。 季節はもう移ろうというのに、 止まったこの部屋は合鍵がない、 まだあなたが持ったまま。 君はというと少し悲しい顔。 ねえそれも演技なんでしょ 片想いは幕を閉じるが、 忘れ物は取りに来て。 「どうかこの想いを あなたが壊してくれないか? 今まで生きてきた思い出も あなたが奪ってくれないか。」 錆びついた赤い鉄塔、夏が過ぎた。 あなたの目は? いつかまた同じような場所で。 「コスモスの花が咲く場所で」