2020年13月より

歌詞

春、全てが変わってしまった。 始まりの号砲は不発に終わり 満開の桜は視界の端、 始まりのコードはDコード 俺にしか出来ないことはこれと 最初は本気で思ってたよ。 出来ることが少し増えるたびに、 出来ないことがわかってきた。 冷静になってしまう 時間が嫌でも増えてきたな。 東京の 街が珍しく黙って俺をみていた。 不安も焦りも後悔も 等しく与えた13月。 エマージェンシーコールが 鳴る前からずっと緊急事態だ。 覚悟と自分の正体を見定められず 悩んでいた。 友よ、 天才とは呼べやしない俺の 歌がまだ聴こえるか。 同じ日常を繰り返すことも出来ない 出来損ないの俺にとって 音楽で表現する事は 唯一自分を愛す方法だ。 だけども最近おかしいのは、 繰り返すだけの毎日の中に 楽しさややり甲斐を感じるんだ、 それがどうしようもなく怖いんだ。 許せなかった事 どうして許してしまったのだろう。 自分の姿形が 少しだけ曖昧になったようだ。 明日のバイトも早いから 早々に眠る午前1時 ライブなんて久しくして無いな、 そういえばこの街で何してんだ？ 期待と希望と生命を 等しく奪った13月 友よ、 俺はお前とした約束を ずっと今も身に宿してる 不安と焦りと後悔と話を続けた2020 警報音が鳴り止まない、 もう頭ではわかっていた。 覚悟と自分の正体を 見定められず消えていった。 友よ、 天才ではない俺たちの唄をまだ 唄えるか 2020年13月より、 此処にいるよ、俺をみていてくれ。