過不足のない日常は廻り続けてる。 周回軌道上は今日も異常無し。 組み込まれた プログラム通りの日々に 何も感じぬように見上げた夜空に 光った衛星を流れ星と間違えた。 流れ星が消えるように、 この願いも消せたなら 今もずっと独りぼっちを 切り売りして日銭を稼いで 涙が枯れるように、 思い出も底をついたなら いつまでも消えぬように閉じ込めた 恒星も燃やしてしまって。 過不足のない日常は崩れ始めてた、 いつだって変化は 終わってから気づく 優しく居ようとして 最低になっていく ふとした瞬間に 思い出して死にたくなる。 躁鬱を繰り返して生きることが 正しいのか。 無理はしないでいいけれども 生きろなんて言いづらくて。 流れ星が消えるまでに 願いは叶うと思っていた。 幼さはきっと救いだった、 今だからこそ愛しく思うのだろう。 誰だって持っている 他人事の優しさは、 冷たさには 該当しないと思っていいよ、 優しさだ。 光った衛星よ、 いつまでも見守って。 流れ星が消えるまでは、 この願いが消えぬように。 きっとずっと独りぼっちだけど たぶんあなたもそうだろう? どうせいつか死ぬんだから あと1日だけ永らえてみて 流れ星に願っている。 あなたの周回軌道を廻っている。