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モラトリアム

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  • 2021.09.01
  • 4:06
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歌詞

日が暮れてしまうから そろそろ帰らなきゃいけないね、 明日の朝10時、お前の家に集合な。 秘密基地、 ランドセル、 学期末溜めた荷物。 持って帰り歩く要塞みたいな 小学生の群れ。 わだかまりを作ることだけが 上手くなった。 解決策を持たないまま 20年間を重ねて今 自転車で町を駆け抜けてみた。 少年ジャンプを 買わなくなったせいかな、 自分が大人になってく気がした。 辛いの種類が変わって行った、 悲しくても愛想で笑ってしまうのは あなたのせいじゃ無い。 当たりが出ない 当たりくじのような日々に わかってるのに生活を差し出して 安心している。 社会的モラトリアムの終わり、 なんとなくわかっていた頃合いを 何度も見送った。 少年のままでいいなんて もう言えないのに。 機材車で故郷に帰ったら、 いつもの奴らはもういなかった。 少しずつ大人になっていくと 知っていた。 それでもいつか思い出せるように、 昔の話で笑えるようにと、 ほら聴けよ、 お前のための名曲ができたぜ。 裸足でこの町駆け抜けていく、 田園と海が見えるあの線路から それほど離れてないみたいだ。 辛いの種類が変わっていって、 悲しくても愛想で笑ってしまっても いいんだよ。 いつだって僕らは弱いまま、 強く笑ってきた。

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