ひとごみのなかをあるくきみは きまってぼくのシャツのすそを つよくつかむ いつもはつよがっているくせにね きづかぬふりをしてるけど そんなしぐさのきみが すきなんだ ぼくのそばをはなれずに ずっとずっと そばにいるんだよ あめのひは ひとつのかさのなか かぜのひには このうでのなかへ ぼくがこんなにも すきだってこと しってるくせに しらんかおのよこがお それはね てれかくしなのかな つないだてを ぎゅっとつよく にぎりかえす きみからのこたえ ぼくはこのてをはなさずに ずっとずっと まもりつづけるよ おだやかな さくらいろのはるも こもれびさす あきのひにも ずっとね ずっとね ふたりでいられるように
