私はそう いつだってそう 根拠の無い不安にまみれ あなたはどう? 昨日はどう? さぞ楽しんだでしょう週末 何だってそう 今日だってそう あなたが言う言葉はまるで 言うなればそう 泣き出しそうな 空のように曇りまとって見えない 特別なんていらないから 日常の全てにいてください 夢中になって仰いだ手には 君の手の温もりがまだ残ってる せめてもと差し出した 「大丈夫?」なんて 酷く無防備な 一説の言葉が問う 「あなたはこんな所にいて 大丈夫?」 晒し出すように照らす空が 今日は黒く染まって見せた 助かった だってこの涙は 誰にも見られちゃいけない 心にポッカリ空いた穴に 日常の全てを詰め込んでさ 「ほらもう大丈夫だ」なんてさ 枯れ果てた笑顔にはまだ涙 もしもし、 今日は何時に帰ってくる? そっか、 じゃあ眠って待ってるね そうやって1人の夜を 何度越えた? 何度身を重ねた? 私、あなたの ラヴドールじゃないんだよ? 冗談じゃない 正気じゃない ちょっと無いんじゃない? もういいんじゃない? 灯りを消して 今日も1人 布団の中で朝と 君の帰りを待ってる 特別なんていらないから 日常の全てにいてください 夢中になって伸ばした手には あなたの手は触れもしない 「行ってきます」の声は今日も 冷えきった手の上に落ちた 握り締めて無くなったころに あなたの姿は見えない さあ今日も深く冷たい 孤独な1日(よる)が始まる 「おはよう」