渦巻いた空 金属の花束 細やかなメトールだけを溶かした 髄液の海 サヨナラまでは二人きりの街 偏食を患う思考機も 虚しく繋いだ指で歯車を落とす 鼓膜には飢餓の前触れ 違和の剥製 表情がひとつ、ふたつ 委蛇の道では あの人が手を振って 記憶にない人ばかりの 終点だけを信じて 歯牙と唾液で 衣服がひとつ、ふたつ 夕の逸れで いつまでも手を振って 記憶にない人ばかりの 終点だけを信じて 透明な声色で 造花の君が咲いた 渦巻いた空 金属の花束 細やかなメトールだけを溶かした 髄液の海 サヨナラまでは二人きりの街 偏食を患う思考機も 虚しく繋いだ指で歯車を落とす 鼓膜には飢餓の前触れ 明日は人で造花を創る 細やかなメトールだけを溶かした 髄液の海 サヨナラまでは二人きりの街 偏食を患う思考機も 虚しく繋いだ指で歯車を落とす 鼓膜には飢餓の前触れ 咲いた