薄荷色の宝石を閉じ込めたみたいな 瞳で 捉える世界はどんな形? 架空の物語はいつだってあなたの 傍に 眠りながら死を語る、黒の精霊 玻璃色に優しく澄んだ聡明な瞳で 捉える世界はどんな形? 創世の詩は幾千の聖句を孕む 眠りながら生を説く、白の精霊 幻想の枢軸は刹那 音もなく波紋伴い歪む 紡ぐのは透明な小夜曲 繋いだふたつの手のように 絡み合う運命の螺旋 鏡の向こう側で鍵を重ねたら 終わりの先が見えるのかもしれない かかげたふたつの手のように 求め合う悠久の螺旋 虚飾の月は翳りやがて終焉を告げる 白と黒の回帰線 幻想の枢軸はいつか 幾重にも淡く重なり積もる 描くのは双星の小夜曲 繋いだふたつの手のように 絡み合う運命の螺旋 鏡の向こう側で鍵を重ねたら 終わりの先が見えるのかもしれない かかげたふたつの手のように 求め合う悠久の螺旋 虚飾の月は翳りやがて終焉を告げる 白と黒の回帰線 『黒鍵は死の螺旋を描き』 「白鍵は生の螺旋を描く」 『幾千の夜を越えて、 旋律は優しく降り積もる』 「生命の律動を奏で、 そっと囁くように」 『そして、 歪みはやがて空へと至り……』