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Track by少女病

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  • 2007.08.17
  • 5:39
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歌詞

「薄汚れたこの世界を両の眼で 捉えることが耐えられないから、 僕はこの手で右目を抉った。 けれど、何も変わらない。 世界は緩やかに壊れていくし、 七色にみえていた硝子細工は輝きを 失った。 ラフィルに出会ったのは、 そんなくすんだ日々の中。 偶然という名の必然。 多分、 僕らは魂の同じ部分に傷を 負っている」 瞼を閉じていても 視力などなくとも 飛び込んでくる程の 眩い光があることを 僕はずっと知らずに、 生きてきたのだろう そのか細い光は 触ると溶けてしまいそうで…… 最初に映したのは 一片の言の葉 立ち尽くす僕は ただ頷き笑った 密かに交わしたちいさな約束 その歌声をどこまでも響かせる ラフィルの紡ぐ 透明な旋律 閉ざされたこの場所から 遥か彼方へ 「この世界でたった 一人しかいない天使の末裔、 ラフィル。 僕はその少女の唯一の従者にして 共犯者であることを許された存在。 彼女の歌う歌の本当の意味を 知っていてなお、 ゼロに乗せて世界に届けている。 けれどこれだけ傍にいても、 ラフィルの笑顔だけは一度も 見たことがなかった。 少女は鳥篭の中で、 ただ歌い続ける」 蒼夜が来るのに怯え 小さく震えてる 篭の中囚われた 少女は人を恐れていた その背に翼はなく、瞳は儚く 白く細い光は いつしか消えてしまいそうで…… 最後に語ったのは 終わりへの方策 聞き終えたキミは 唯小さく笑った 僕に向けられた、はじめての微笑 その歌声をどこまでも響かせる ラフィルの紡ぐ 透明な旋律 閉ざされたこの場所から 遥か彼方へ その歌声は心へと溶けてゆく 紛うことなき 天上の言語で 灰暗い幻想から 空へ誘う 「天使の歌声を、 最も深いところに 届かせるための手段。 少年は、 その方法をラフィルにそっと打ち 明けていた」 「今日という日が、 僕らにとっての記念日になるんだ。 聞こえるかい、ラフィル。 君の歌を待ち望んでいる 貴族達がお集まりだよ。 さあ、はじめよう。 そして、終わらせてしまおう…… 「静寂の中、 ステージの幕はあがる。 少年はそれを見て、 どこか悲しげに微笑んだ」 「僕は嘘つきなんだ。 世界に存在する全ての物語が 嘘であるようにね」

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