海岸線指差した横顔透かすような そんな時間さえいつか 終わると分かるのに 雲一つない青天に 「この夏はきっと 2 人のもの」 なんてそう言って笑って 3 限切って向かった 海辺の秘密基地 バス停待ちが無限に 続くよう願ったり 当たり前だった時間が バカみたいに今 愛しく思うんだ ずっと 「全然いいよ」なんて言って 遅刻癖の治んない僕を からかうように笑った顔も 夏の匂いも 天変地異か何かをいっそ 疑ってしまうほどに 約束も日々もその声も 遠くへ行ったまま こんな青い世界に居たって 僕は寂しいことばかり 描いていたい未来が 遠くへ遠くへ消えてくようで ねぇ君は はにかんだ揺れた触れた そんな夏も忘れてゆくんだ 「もうなんでもないよ」って笑って 「10 年後も私たち 変わらないで居たいね」って 線香花火揺らして未来を描いたり 電光石火の日々もあの街も 僕の感情全部 知らん顔をして邪魔してるようで どうかしちゃいそうだ 君の居ない部屋で僕は 現実逃避を繰り返し 「馬鹿らしいよな」 あぁ僕は 見えるわけない 声なんてしない 叶うわけないと分かっていたって その残像に縋ってしまうな 僕ら 2 人誓い合った全部 儚い物語 「描いていたい未来」が とっくのとっくに消えていたって ねぇ君が 記憶の中 笑う 笑う からかう声も忘れれやしないな 「結局僕は変われないまんま」 君の居ない世界を歩いてゆくんだ 「もうなんでもない」なんて笑って こんな青い世界を 歩いてゆくんだろう 僕は