涙がこぼれたら、 ばれないように ほら 笑って 「二度と会えないかも。」 そんな予感 振り払って 僕らは夢の中で ある夏の日 知り合った 存在しない街の、僕らだけの物語 「さようなら さようなら この海でまた逢おうね。」 醒めない夢ならよかった それは ムーンライト 夏の夜に弾け飛んだ燃える花 灰になって、駄目になって そのまま消えてった 駆け回って、手を握って、 いのちぜんぶ焼き付けた いつか会えたら、 また同じうたをうたって 目覚めたら、また、夏。 また同じ夢の中、きみを探す 架空の街の暮らし、 空に月が3つ浮かんでいる…! コンビナート抜けて、 潮騒の向こう、君が 振り向いて… 2人、そのまま走り出す! 「夢が醒めないうちに!」 手を繋ぎ、駆け回る 揺れる髪に見惚れてた そしてまた意識は閉じた。 外はムーンライト 夢が醒めて君の姿はなくてさ、 街探して、また居なくて、、、 不毛な日々 過ごした。 納屋にあったアルバムに、 僕らに似た子供達 すべてわかった 君はもうこの世にいないって 夢の中の街に 祭りの季節がくる 俯く僕を背に 花火が割れてる 老いも若きも皆 踊り街を練り歩く 架空の海に無数の灯籠 無限に光るそれが 浜辺の僕に集まって また同じ歌がきこえて、 そして、君の髪が揺れた! いのち全部焼き付けて! 君はユウレイ、 廻る夏の、盆に帰る思念体 遠い日の歌頼って、 僕にまた会いにきた 夏よどうか、終わらないで! 僕らの時間を止めて! 夢が醒めても、 また同じうたをうたって 「これが最後かも」 「よかった、また会えたね」 「次こそ最後かも」 「必ずまた会おうね」