校舎の窓の向こう、雨が降る 濡れた女子が吊るした靴下と 時間は止まっている、教室の中 雨垂れの音だけがこだました。 きみは今日も一人きりだった 後ろの席から手紙投げる たったひとりで探した“本当”は 拙くて見えないまま I need you まぶた閉じれば 空飛ぶ魚は宇宙の向こう 夜がきて、誰もが帰る きみとぼくだけが留まったまま 眠って 夢の中で僕らは旅をした 星を蹴って飛んでは 笑い合う 目覚めたあと、2人して泣いた。 “あっちが正しい世界だよね。” 天の川 手をとって どこまでも泳いでゆく ありがとう、僕らはきっと 大人になって散り散りになる いつまでも、今日見た幻、 本当だと思っていきてゆくね。 時間は止まったまま。 雨が降る。