散弾する惨状 漫然な詩達の 慢心して失踪寸前の 譜割には飽きたわ 泰然ぶる現状維持だけが逃げ道なら 生前はきっと教科書にも残らない いつか 報われるそんな唄に囚われ 足の出る名前の無い生活さ 散見する戦場 彩られたナイフは 錆び付く染料 あなたにはもう 刺さらない きっと 喉を鳴らすことしか 知らない僕等は 口に含む愛は噛んで吐き捨てる 只、そんな日々を愛している 餞を 宛先など知らないけど また会えるそんな唄に囚われ 陽の沈んだ頃 名前探す生活さ 茜さす 瞼の裏 燻らす煙とあなたの 唄声にまた救われ生きている なんかまた笑っていた