風を切って走れ 街の景色はジオラマみたいだ 空は青くなくてもいい、 そこに広がるだけでいい 風を切って走れ切れかけの ヘッドライトが照らし出す 全部見えなくたっていい 温もりがあればいい いつだって 言葉の裏の裏の裏の裏…って 頭がおかしくなりそう もういっそ真っ白に戻ろう あの夜に誓ったことを何度だって 「いつか叶う日まで」なんて 待ってたら置いてかれるぜ 鞄なんて空っぽでいい 必要なものは全部ここにある 僕らどこまでも駆け抜けていくのさ 風を切って走れ 道の外れに見たこともないような 景色が待ってるなら ハンドルをきればいい 風を切って走れ眠れない夜 窓ガラスの向こうに揺れる 街灯と未来を見たんだ 「きっとこの景色を」なんて 焦がれてたら見逃してるぜ 瞬く間もないほどここにある 全部焼き付けたなら 僕らどこまでも駆け抜けていけるさ いつだって「誰かのために」って 誰もいなくなって、 誰のためだったんだろう もういっそ真っ白に戻ろう この両手 抱きしめられる分だけでいい 「いつか叶う日まで」なんて 待ってたら置いてかれるぜ 鞄なんて空っぽでいい 音楽が歌えば その後ろについてくるから 僕らどこまでも駆け抜けていくのさ