言い合いを遠ざけると 大抵僕は呼吸みたいな言葉 吐く 何重何層の模様は 空洞の僕らを時間の経過が満たした 愛憎劇の中で 変貌していくよ つまりはもうどっちも偽物 ひしめき合っている時空の狭間に 置いてきたままの本当の声 気付かれないように 守っていることが僕の正義で 輪郭のぼやけた意思疎通 繋いでた指先が 無限の距離に変わっていた 太陽が沈んだ後も 電球の光を頼って生きていけた 停電の闇の中 半径2メートルでさえも 手に取れない 今 失うことで強くなれる そんなのは本当の自分じゃないや 一滴残らずストローで 君を吸い込もうとするよ 不快なノイズにまみれながら 半狂乱の恋をぎゅっと今日も 抱きしめて眠る 君の全部が嫌になるまで ひしめき合っている時空の狭間に 置いてきたままの本当の声 気付かれないように 守っていることが僕の正義で 輪郭のぼやけた意思疎通 繋いでた指先が 無限の距離に変わっても 一滴残らずストローで 君を吸いこもうとする僕がいて 気付かれないように守っている 僕はただの演技で いつか見た光を糧にしてどこまで 進めるんだろう... 無限の距離を泳いでいく