何か大切なものが 一つぐらい欠けていても 気付かないように 綺麗な景色追ってばかりで 投げやりになっていく日々も 無理やり腑に落としたり 手繰り寄せていく ギリギリになって両手で強引に 知らないからこその純情が きっとあって 疑わずに求めてしまったけど そこにある愛が互いの 自由を奪うのを知っていたなら もっと別の手順を踏んで 明日を探すだろうか 退屈な時間と無意味な連想が 出会いと別れの真ん中で こうしてぬるい風に吹かれている 丸まった背が僕の横で 夢を見ている 僕のこころ拒むように 毛布を被って 君にとっての幸せと 僕が欲しがった幸せの 違いを薄汚れたシーツが 誤魔化している 言わないけど 君の後ろ髪がちょっと まだ感傷に浸っているように 至る所で思える でもどうしようもなくて その場をしのぐように 僕も目を瞑った その君の頬の涙の理由に なりたくは無いのになんだか 無愛想な態度で 不安にさせてしまいたくなる でも多分僕が君を何よりも 優先するのを諦めたら ふっと未来は去って消えんだろうな 優しさで君に向けた言葉全部 僕に牙を剥いて噛み付くよ 面倒事だと言わず 受け止め合って今日を 明日へのロードマップに変えて 進もう ここにある愛が 僕らの自由を奪うのを 知っていながら 全部守っていこうと 意地を張って必死になって 小さな見栄といくつかの希望が 出会いと別れの真ん中で こうしてぬるい風に吹かれている ずっと吹かれている