君はちょっと 大人になったみたいだ それは 一瞬で 想像していた分の 寂しさが胸を 満たす どこにだってあるはずの 物語は やがて青春の終わりへと 辿り着いた 人は行き過ぎる ふたり息詰まる 動き出した電車と 止まったままの時間は またねと 手を振る そこで我に帰る この街に朝が 降る 思い出してしまうんだよ 肌寒くなっても 夜を何度だって 超えた 君が歌っていた 唄を ひとりぼっちが 得意だった僕等は ふたりの将来を 想像し合えたような 似た 者同士だと思う 君と最後に語り 明かしたあの夜を 誰が聞いたって 笑い話にはしないさ 明日に行き詰まる そこで立ち止まる 茜色に染まったせいで滲んでる 空 どうか元気でいて またねと手を振る この街に朝が 降る 思い出してしまうんだよ 挫けそうになっても 夜を 何度だって超えた 君の唄 口ずさんでしまうんだよ 特別なんてなくても ありのままを 生きてどうか また会おう 約束なんて無くても さよなら