窓を開ければ草の匂いが鼻を掠めて どこかの花火の試し打ちが夏を 告げた 行くあてがあるわけでもなく こんな日には外へ出かけたくなる 高まる気持ちの裏側で 夏の終わりの寂しさを心に浮かべる 僕の一生もこんなふうに 気付いたときには終わってるのかな 昼間の暑さを 疑うほどの冷たい空気が いまだにここから 動かない自分をつついた いつからか日も伸びてきた 急ぎ帰る子供たちをぼーっと眺める 流れる時間がまた早まり 今日という日の無意味さが心を 押しつぶす 枕に顔埋め目を閉じれば 名もなき鳥のさえずり聞こえた 高まる気持ちの裏側で 夏の終わりの寂しさを心に浮かべる 僕の一生もこんなふうに 気付いたときには終わってるのかな 流れる時間がまた早まり 今日という日の無意味さが心を 押しつぶす 枕に顔埋め目を閉じれば 名もなき鳥のさえずり聞こえた