あーおれの 隙だらけの気分や退屈が 家路に迷って 帆を掲げて 町灯りに駆けてく瞬間を 奴らが狙ってる 天気のせい永すぎた冬のせい 言い訳はいくつでもあって いつまでも間違えていようとか そんな気は滅多にありゃしないか 夕闇に融ける境界線 魔が差して跨いで 何年前の春の風 手招いた通りの向こう 太陽も凍てつく様な季節を 自転車でいくつも巡った あーそれは 手懐けた猫の様な顔をして すぐ傍にあって 夕凪に風が立ち止まり 振り向いてしまった 何年前の春のこと 横切った通りの向こう 夕闇に融ける境界線 また迷子になって 何年前の春の風 手招いた通りに だんだん夜は降りてきて 彷徨ったハートがブルー あー春は遠い昔