突っ伏してたんだもう何年も 不貞腐れ狸寝入りで カッコつかないねアンノン気取り 猿芝居見透かされてる ぺたぺたうしろついてくる おれがいつか落とした影 寂しい照れ笑いで ぬるくなった茶を濁して いつも一気に飲み干した それで満足か 苦いだけか 思い出せば遠くに見えた 陽炎溶かしてくアスファルト 口に出せば影も残らず 失せるんだ陳腐になって 野良のすみか 野良のなまえ 尻尾振らないね愛想ないね 懐かないそんな手口じゃ 残飯狙いの幸運よりも 喋らないほんとの心 誰かが蹴り飛ばしたのは おれがいつか落とした影 うるさい馬鹿笑いで 青い鳥逃げちまった 手をかざして目を凝らして 生かされるままのザマをみる 首に下げたハートのベルが わかるんだ微かな道しるべ 通り過ぎた夕日の町へ 走るんだ線路に沿って 野良の景色 赤に染まれ 野良のすみか すがた かたち 野良いるか おれは目を開けて夢をみる 思い出せば遠くに見えたこと 口に出せば影も残らないもの 首に下げたハートのベルが わかるんだ微かな道しるべ 通り過ぎた夕日の町へ 走るんだ線路に沿って 野良よ 野良よ 目を醒ましてよ 走るんだ