或る時 男はワタシを抱きあげ 誰に言う宛て無きこと 乾いてる唇で罪を謳い出す ・失くした物の数だけ 奪って埋めてきたこと ・数え切れない 裏切りのこと ねぇ言葉がわかるならば 「本音など初めからないくせに」 ワタシを飼いならして その白い指でなぞって 吐き出しただけ 楽にでもなるの? invasion 強いシグナルが放つ軌道が 君の胸 狙いを定めている 鼓動が止め討つまで <♪> せわしないのね「人」は。 なんて思うワタシの 頬に触れて胸に抱いて かさついた唇はまだ罪を謳う ・何度何度も重ねた 同じ過ちのこと ・数え切れない 後悔のこと ねぇ言葉が伝わるなら 「じゃあいっそ終わらせれば?」 ワタシを飼いならして それで洗い流せるほど 貴方の罪は軽くは 無いでしょう invasion 白く凍った空気に溶ける 君の吐息 次の道に被さる ノイズが厚くなった <♪> ワタシを飼いならして その白い指でなぞって 吐き出しただけ 楽にでもなるの? invasion 強いシグナルが放つ軌道が 君の胸 狙いを定めている 鼓動が止め討つまで これまで繰り返し見てきたのは 愚かな主人の独白 次から次へ渡っても 皆同じばかり 今度もきっと またワタシを 滅入らすならもういらない 一匹(ひとり)時間の旅をして みようか