振り返ればあの場所には 一輪の花が咲く どんな軌跡にも 気付けば種が在る 糸を手探り(たぐり) 瞬き動く指針は 無慈悲なほど 美しく聳(そび)える いつかは 消え去ると分かっていて 故に愛しくて だけども悲しくて 不意に襲う夜の 静けさに怯え失うことの その意味さえ 分からずただ泣き叫んだ Ah 記憶を結ぶこの夢の中 ”儚く”て”切なく”て 永い時空(とき)を魅せる 夢纏いし時 ふと空見上げて あの残月 水面を揺らしてた(そっと) <♪> 風の流れに逆らうように 進む旅道の先に 君の姿が在ること願うよ <♪> 瞼を閉じて想う虚夢(そら) 故に幻想(まぼろし)で それでも会いたくて 白き未来の地図 黒き纏う衣装(ふく) 待ち続けてる この居場所は 何処よりも近くて遠い Ah 触れる事すら 出来ない君よ ”冷たく”て”揺らめい”て 涙頬を伝う 何気ない言葉も 酷(ひど)く愛おしい 夢(この)世界で ”今”は色褪せてた Ah 記憶を結ぶ夢の檻は ”儚く”て”切なく”て 甘い時空(とき)を魅せた でももう行くから この永い夢も この意識も やがて薄れていく オヤスミ