夜更けの雨に打たれて 心の声を見るけど 廃れた日々の面影 千切れて追いかけた 何も分からないほどに 胸まで濡れているけど 流してほしいものほど いつまでも残り続けた 野分に似た星は 雲に隠されたから 戻れぬ逢瀬跨ぎ 袖を雨で濡らした 君の名を呼ぶ声は どこに生きてるの 淡い記憶の中 独り思い馳せる 僕の住んでる街は 今も変わらないけど これまで落ちた雨は 土を緩めてゆく 忘れたものは何かな 心の声に聞くけど 忘れるはずもないだろう そうして消えてゆく 万(よろず)に割く愛 は 明日を照らし出すこと 僕らが僕らである 意味を雨に見つけた 君の名を呼ぶ声は ここに生きてるよ 淡い記憶を超えて 時を紡ぎ歩む 僕の生きてる道は 今も澄んでるよ これから注ぐ雨は 泥を流してゆく 君の名を呼ぶ声で 僕を見つけたよ 淡い記憶の中 やがて結ばれる 僕の謳った跡は 今も続いていくよ これから落ちる雨も きっと愛せるだろう