揺れる 曲がる 世界の答え 目も疲れ思考も止め 確か僕の命その意味 僕が決められたはずなのに 話す 笑う 時代を生きる 作られた機械のよう 心あらず静かに泳ぐ 波を立てずに 流れゆく季節の狭間で 変わらないものを探す 憧れた希望の景色は 痩せこけて消えた ただひとつの信じた光を 失った人は何を抱きしめる 淀んだ無機質な愛を 諚と思い込ませて明日を生きる 昔サルは人へ進化し 今人はサルへ戻る 檻の中で餌をもらって 喜んでいる 純朴で多様な形に 生まれてきた未来の大人は 社会という工場に入れられ 皆等しく整う この地球の輝く光は 夜まで明るい街でできている 夜空の美しい星を 見上げることも忘れて今日を終える 知らぬ間に通ったコンベアー 僕たちの頭をいじった 追いかける幸せ 勝ち負け 造られた人の世 ただひとつの信じた光を 失った人は何に救われる よく似た無機質な道を 諚と思い込ませて今日を生きる