立ち止まって下を向いて 失くしたものばかり 何時まで記していたって 埋まる気配の無い解答欄 一緒に受けていた授業も きっとあなたの目には 違うものが映っていた ただ、それだけさ それだけさ ついた嘘 気づかないふり 涙を堪えて僕の前に立ってくれた あなたを僕は さらば 離れたって忘れたって 此処に居るアルビレオ 名も無い光はやがて 重なりあうように ならば 独り立って舵を切って 夜を往くアルビレオ たったふたつの無象だけど それを描けるのは さよならをした後のこと あの詩を書いた後 身を以って感じたよ きっと 僕はここでしか生きられない 明日、もし この星が歪んで あなたに会えたら 想い伝わるなら 数多過ぎて行った時の 更に向こうのあなたは 踏み出そうとしている僕を 訝しむだろうか 最中何があってでも 背中の物は降ろさないよ 勝手にするなんて 口が裂けても言えない さらば 離れたって忘れたって 此処に居るアルビレオ 名も無い光はやがて 重なりあうように ならば 独り立って舵を切って 夜を往くアルビレオ たったふたつの無象だけど それを描けるのは 僕だけなのだから