空は青く澄み切って 首を傾ぐ君が ただ一度とも傷付かないように いつか来る日、その日まで 僕は側に立って居るよ 足跡を波が掠った きっとその時が来ただけさ 哀しみと歩く向こうへ、 幸せと去し昨日へ、 旅立つ君へ私だけのラヴソングを どうか俯いたまま、 それを隠したりしないで 頬へ添えるとびきりのラヴソングを ラヴソングを 目もくれずに横切った 後悔の残滓を吸い込まないように 気が付かないように 「忘れものはしてないのさ。 わざと置いてきたから。」 そんなことを言い出しそうな君と 忘れられないものばかり 哀しみが拓く向こうへ、 幸せと沈む昨日へ、 旅立つ君へ私だけのラヴソングを どうか目を瞑ったまま、 耳を塞いだりしないで 旅立つ君へ、 聴いて欲しいラヴソングを 髪を解いた君へ、 翼羽を湛えた君へ、 旅立つ君へ、私だけのラヴソングを どうか俯いたまま、 涙落としたりしないで 微笑み摘むとびきりのラヴソングを ラヴソングを