AWA

朱く

Track by可不

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0
  • 2022.05.05
  • 4:23
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歌詞

窓を叩く雨が枯れ切って 甚く澄んだ大気の中で 消えてしまいそうな 柔い僕が足掻いている したい事もままならないから ただ生きるだけで精一杯 崩れてしまいそうな 鈍い僕で足掻いている 頬杖一つ付いて、 船を漕いで、 瞬いて、 薄い目を擦って、 ぼやけた頭で想うのさ 夏が明けてしまったんだ 染め抜く空を茜が覆うまま この日々を埋めるような光が 欲しいだけ もう忘れられない想いの分が 零れては この胸を朱く満たすのだろう 雨の匂いに胸が詰まって 明日の形も分からなくて 褪せてしまったのは 遣る瀬ない生き方ばかり 金木犀の匂い、木々の隙間、 濡れた頬、 辛いことなんて何もない 全て呑み込む光があるだけ 駆け抜けて、駆け抜けて、 駆け抜けた分だけ もう白い呼吸をするだけのあの頃に 戻れないんだ 心の臓を満たすような鼓動が 欲しいのさ もう少し大人になってしまえば 判るから この夢も叶えばいいのに 夕焼け小焼け、 黄昏れる街、 落ちる一片、 一つ一つ拾って 生まれ落ちて幾星霜の世界は 僕らの想いのままに 茜差す日々も 玉響の夢も 久方の空も 何も忘れてしまえ 月落ちて、 夕冴えたあの空の向こうへ 花に嵐の吹きゆくままに この日々を埋めるような光が 欲しいのだ 僕を照らす言葉の類が包み 込むように この胸を朱く焦がすのだろう 夏も終わっていく 朱く染っていく

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