歌詞
あの日浮かんだイメージはだんだん 速くなる 風を切ることもなくなった生存者 それなりに答えは 見つけてはいるけど いつだって小銭が少し足りないな 月光の果てに気を取られ またひとつ時を進めよう 視線を逸らせばかろうじて 息のできる世界だ 横顔やその指先で 繋がった首の皮一枚が 死ぬまで意味など持たずとも すがってまた歩くしかないのだ 連絡のつかないかつての友人の 足跡に 誰かの記憶の中で死ぬ私を想う かけてほしかった言葉を かける側の年齢になって 今更やっと憎しみが 寂しさだったと気づいた 月光の果てに気を取られ 月光の果てに気を取られ 次第にゆっくり筆を折る 視線を逸らせばかろうじて 愛せる日々のこと 睫毛や覚えた口癖に 値札や価値などつけぬまま ただ手荷物を減らすのだ まだ夜は長いから 痛みは解けてく あなたが起きる前に帰ろう
1曲 | 2023
このアルバムの収録曲
- 1.月面旅行
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