幾億年 ひとつ ふたつ数えて あと数秒こらえて 息の音を止めて 探してる 日記の片隅に描いてあった 落書きを覚えて まだ真似してる あなたの日々が ほしかったもの 誰にも渡せやしないけど たとえば祈りと あるいは光と あるいは「忘れないから」って そっと そっと 言葉を尽くして試してみたいよ あなたを殺した記憶を 私に教えて。 あなたの夜を あなたの旅を あなたの息を あなたの心を あなたの天国を あなたの地獄を 私は知りたい。 あなたを知りたい。 たとえば祈りで あるいは光で あなたを差すことはもう 叶わなくとも 言葉を尽くして試してみたいの あなたの怒りで私を傷つけて。 たとえば祈りだと 光だと 連ねてみるけど 届かないよなあ けどね あなたが、あなたが 欲しかったもの! あなたが愛した記憶を 私に教えて。 あなたを教えて