あの人の後を追って 消息を絶った灯火 足枷をつけてくれないか 息を続けるために 何億年も前に 瞼を貫いた輝き いまだに輪郭を持っている 暗闇を疑うほどに あまりにも長く、重たい 血液の中を伝って 透き通る色が目を奪った。 彼方に映るyellow 翼を引き裂いて いつまでもあの場所に 心を預けて 視界に映るyellow 返答はないが 確かに求めている 閃光を待ち侘びている あの人の後を追って 空を飛び立った灯火 足枷を外して 彼方に映るyellow 本当はわかっている 行き先などはないと 意味などはないと。 それでも縋っている 返答はないが 幻があった 彼方に映るyellow 翼を引き裂いて 遥か遠い光へ 心を捧げる 視界に映るyellow 返答はないが 血液を泳いで 彼方に映るyellow 彼方に映るyellow