自制心を 自制心を問う 行き止まる 耳を澄ます 細胞とお前と環境が織り成す 色の付いた言霊が 音を立てることもなく視界から 消えて 思惑通り掌の上で踊る 解放した者は再利用もされず ただ、天を仰ぐ 傍らでお前の跳躍が、盃が 高く 高く 自制心を 自制心を問う 行き止まる 国民性が誘う 必要かどうかすら 定義されていない社会性を 睨みつける 辞書を開いてみれば 人間の本能的性質だと 記載された内容にゆっくりと目を 瞑る また人間で括られる こうやってまた人間で括られる 一から手繰り寄せれば全てを 自身の責任と経験に 実力から枝分かれされた「運」 は当事者の捉え方で永遠に上を 向いて歩いていけるのに 度を超えた勘違いが頭の中で繰り 広げる天変地異 に責任を覆い被せる偽善人 すべての物事において 選択の自由があるからこそ起こる 論争も ネット上では社会性を見失うよう 初期設定をされた煩悩も それが野放しにされる怠惰な根本を 見つめ直すことからは未だに逃亡を 図るお前ばかり堂々と騒ぎたてる 完成品はそれぞれでいいはずなのに うわべだけの割合いと富と権力で 少数をゼロにさせる そうやって国民性を 人質に愛想笑いと我慢の生産が 速度を上げていく これだけがいつまでも終わらない