ベルベットは役人達を丸め込んで 町の外れに赤い屋根の家を造った その日から毎晩 町中に鳴り響いた ロックンロール ベルベットは歌う家のない子供と 創った歌を ベルベットは歌う耳が 片方ない猫の歌を 絶望の本当の意味を ベルベットは知ってる 幸福の本当の意味を ベルベットは歌うのさ 当然街には黒い噂話 赤い家では白い粉を造ってるって 本当は毎晩 子供達のために パンを焼いてるそれだけのこと ベルベットは笑う 馬鹿な大人達の話を聞いて ベルベットは気付く ノックの音がいつもと違うこと 扉を開けると男達が立っていて 散弾銃の銃口を彼に向けるのさ お構いなしにアンプのスイッチを 入れて ベルベットはかき鳴らし始める 散弾銃の音が響いて ベルベットは倒れる それでも鳴り止まない演奏 ベルベットの教えさ 絶望の本当の意味を ベルベットは知ってる 幸福の本当の意味を ベルベットは歌うのさ