やがて静寂 旧商店街へサンタが落ちる 君がいちばん高い場所で待ち続ける 瞳から重力レンズへと 周遊するふたりは幸せだろう 信号機が 「ここから離れられない!」と 矢継ぎ早に唱えている 眠り、疲れ果てた都市機構 照らす目印のほうへ向かうんだ やがて静寂 旧商店街へサンタが落ちる 君がいちばん高い場所で待ち続ける まだ私は明けぬ空の蛍を射る 約束に 忘れられないようにしなくちゃな 君の表情も反射光がないと 見えないだろう 交わす言葉には空は広すぎる そして静寂 旧商店街に賛歌が満ちる 君がいちばん暗い夜に泣き続ける もうなんにも見えないように蛍を 射る 約束を 思い出せないようにしなくちゃな